ブラッシングの方法(3)
歯ブラシの寿命と選び方のポイント
○どんな歯ブラシがよいですか?
薬局やスーパーマーケットに行くと、さまざまな種類の歯ブラシが並んでいて、どれを選んで良いか分からなくなってしまいますが、自分に適した歯ブラシで毎日きちんと歯をみがくことが大事です。歯ブラシの毛の硬さはブラッシングの方法にもよりますが、歯の表面から汚れを落とすには、毛先の硬い方が柔らかいものよりはるかに効果的です。硬い毛の歯ブラシの欠点は、歯ぐきを傷つけたり、歯の表面を削り取ったりする恐れがあることです。逆に柔らかすぎるものは、汚れを落とす能力に欠けるのが欠点です。歯ブラシの毛先や柄のサイズはできるだけ小さめのもので、口の中全体に毛先が十分に届くことが大切です。毛の密生したものや動物の毛は乾燥しにくく、不潔になりやすいので、ナイロン毛が良いでしょう。
○歯ブラシの寿命は?
歯ブラシは1ヶ月に一度取り替えることをおすすめします。また、毛先が開いてしまった歯ブラシは早く取り替えて下さい。もしも1ヶ月で毛先が開いたりする人は、歯をみがく時に力が入りすぎています。
○どんな歯みがき剤がよいのですか?
歯みがき剤はいろいろありますが、研磨剤が含まれているので、使いすぎると歯がすり減ってしまいます。歯みがき剤は、だいたいブラシの毛先にほんの少しつける程度で十分です。歯の表面をゴシゴシ力一杯こするのは、よりありません。こすりすぎには注意しましょう。