トレンドは毛先みがき

歯ブラシのつま先、わき、カカトを使い分けて

○1日1回、時間をかけてていねいに

今の若い世代は、朝シャン感覚で歯をみがきます。ポケットやバッグの片隅に歯ブラシをしのばせ、食べたら気軽にシャカシャカシュッシュッ。口の中はいつもスッキリさわやかです。歯と口の健康維持の立場から、ぜひ皆さんも真似してほしいことです。そしてせっかくの歯みがきですから、ぜひ効果的にみがいて下さい。「みがく」と「みがけている」では大違いなのです。食後は歯をみがくのはなかなか大変です。専門家の研究では、1日3回短時間みがくよりも、1日1回ていねいに時間をかけてみがいた方が効果的という報告もあります。また、簡単な歯周病ならブラッシングで進行を防げます。1日の最後にご苦労様のいたわりを込めて、あなたの歯をブラッシングしてあげましょう。そこで、現在最新の歯みがきの方法をお教えします。

○歯垢がよくとれる“毛先みがき”とは

むし歯や歯周病の原因は歯垢です。この歯垢を取らないと歯をみがいたとはいえません。歯垢がたまりやすいのは、歯と歯の間・歯と歯ぐきの境目です。まず歯ブラシをエンピツを持つように持ってみましょう。歯ブラシのつま先・わき・カカトを使い分け、歯ブラシの毛先がいつも歯に直角に当たるように、歯を3つの面に分割して力を入れずに小刻みに動かしてみがきます。こうすると、歯垢がよくとれます。さあ、トライして下さい。コツをつかむとホラ、簡単でしょ。