フッ素塗布でむし歯の予防
フッ化物のむし歯抑制効果を利用
むし歯は自然に治らないものです。まずはむし歯にならないような予防が大切です。「フッ素」を使って歯の質を高める予防法が効果を上げています。ご存じですか?
- 水道のフッ素化
- フッ素錠剤の服用(フッ素塗布)
- フッ素歯みがき
- フッ素洗口(うがい、口すすぎ)
などの方法があります。
厚生省も「一生使う歯の健康づくり」として強くおしすすめています。
○フッ素塗布
フッ化物のむし歯抑制効果を利用したもので、歯に直接塗布することによって、むし歯の予防をはかるという方法です。生えて間もないほど予防効果は大きいと考えられます。一口にフッ素塗布といっても具体的なやり方はいくつかあります。塗布方法も、綿球(めんきゅう)法とトレー法に大別されます。綿球法は綿球に塗布液を含ませ、歯に軽く押し当てて、塗っていきます。トレー法は、トレーの中に液をしみこませた濾紙(ろし)などを入れ、これを咬んで歯面に塗るという方法です。この際、歯をよく乾燥させる必要がありますので、しばらく口を開けたままの状態に保たなければなりません。フッ素塗布は、歯医者さんか歯科衛生士という専門家が行います。